第5話:1日で新規200社開拓

第5話:1日で新規200社開拓

ここからの体験記では、時系列は順不同に実際にセールスで体験したことを、物語として綴っていきます。

 

今回お届けする話は、「ダンボール物語」です。

 

新規企業へ訪問し、結果として200社を一気に開拓したストーリーをご紹介いたします。

 

「コンコン、こんにちは!」

 

いつものように新規企業へ訪問していた私は、ある損害保険屋さんに飛び込みました。

 

ぱっと見は、民家のような事務所。
いつ行っても、電気が消えており、不在が多いなと思っていた企業でした。

 

(毎回、不在が続いても名刺だけでは残していたため、こちらのことを知ってくれていたように思います。)

 

 

5〜6回不在が続いた後で、あるとき、事務所に灯りがついているのに気づきます。

 

 

「あっ!今日はいるんだ。行ってみよう!」

 

そう思い、ドアをノックすると、
出てきてくれたのは社長さん。

 

「こんにちは。このあたりを担当で回っている。
株式会社○○のまつおと申します」

 

 

そういって挨拶をするも、当時は営業2年目ぐらいのため、
せっかく会えたのに、会話を弾ませることはできません。

 

企業PRだけ行い、事務所を立ち去ることにしました。

 

 

面談が終わり、その社長様が玄関口まで
見送ってくださり一言。

 

 

「ねえ君、ダンボールの回収ってできる?」
とおっしゃりました。

 

 

一瞬、頭にハテナがよぎりつつも、
「もちろん、出来ます」と返答。

 

 

すると、「ここに行ってごらん」と、

 

 

 

住所が書かれた手書きのメモを渡されました。

 

「わかりました」と回答した私は、
翌日伺う旨を伝え、その場を去りました。

 

そして、翌日伺うと、そこはひっとりとした暗いビルの一室。
(事前に調べて企業情報は出てきませんでした)

 

 

ここは何だろうと思いながら、
「トントン」と事務所をノックし、返事があったので入ると、

 

意外にも事務所の中は明るく、
明るい事務員さんが出迎えてくれ、
ものがいっぱい溢れていました。

 

 

その場の状況を見て、察した私は、
これから立ち上がる新しい事務所だと理解しました。

 

 

そこで早速、頭を切り替えて、

 

「新規事務所オープンおめでとうございます!!」と
お祝いの言葉を伝え、名刺を渡しました。

 

新規事務所のため、
開封済みのダンボールがあります。

 

私は社長さんとの約束を果たすべく、
「このダンボール、よければお引き上げしましょうか?」と伝えました。

 

 

そのままダンボールを引き上げ、事務所を去り、

 

「私は何をやっているのだろう・・」

 

と内心思いながら、

 

ダンボール引き上げの報告を、依頼者の社長様に伝えにいきました。

 

そこから思わぬ展開になるのです。。

 

第6話:続・1日で新規200社開拓へ