売れてる他社商品の研究2018年度 26商品

人気の保険商品を比較してみた〜2018年度 26商品〜

どのような提案を出来る営業マンが売れるの?

最近、保険会社各社の動向はとても面白い展開を見せています。消費者ニーズに多様化に伴い、各社の商品にも違いが個性として明確に打ち出される状況になりつつあります。

 

とくに医療保険やがん保険においては、各社の違いが顕著に現れてきていますが、収入保障保険においても就業不能の判定にバラツキがあり個性が出てきています。しかしながら、どの保険においても言えることですが、提案時に、お客様の「ニーズ」に応えていたとしても、月日が変わるごとに、お客様に要望が変わってくるのも事実です。

 

例えば、がん保険において、特定の治療のみに特化した保険を当時は望んでいたとしても、次第に、自由診療の対象のサービスも保障に含めたいなど、ニーズが変わる可能性は多分にあります。
他社との違いは、知っておくだけでも、十分有利に商談を展開できますが、ポイントは、時代の変化に応じて、適切に保険の提案ができ、万が一の事態に備えてくれる営業パーソンが求められると思います。

 

例えば、ひと昔前のがん保険に入っているお客様であれば、通院保障が手厚い保険に入っているかもしれませんが、最近のトレンドとしては、長期入院の傾向は少なくなっているため、診断時に一時金が降りた方が、お客様にとっては治療の選択肢が多くなる、など、保険の見直すことで将来の「万が一」に対策出来るようになるのです。

 

参考までに、こちらは、2018年7月時点の情報となりますが、26種類の保険商品に関して、大まかに違いをまとめたメモを共有します。重要なのは、細かいポイントに関して訴求できる営業パーソンよりも人生単位で見た際に、時代の変化とライフステージに応じて適切な提案ができる人が求められるということです。

 

その点を踏まえて、ご確認頂けましたら幸いです。

 

 

1.アフラック ちゃんと応える医療保険EVER

・国内NO.1の契約件数
・三大疾病への保障が強化された
・短期傾向にある入院や通院へ対応している
・5日未満の入院でも一律5日分給付(独自)・入院前後の通院保障(入院前60日、退院後120日)

デメリット

・三大疾病無制限型長期入院特約は10年ごとに保険料上がる
・一時金:上皮内ガン未対応、心筋梗塞、脳卒中は対応
・三大疾病一時金2年に1回が限度

2.アフラック ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER

・引受緩和型医療保険
・引き受け緩和側の中では特約が多い(通院、三大疾病一時金、保険料免除等)

デメリット

・保険料は特約まで付けると高くなる傾向にある
・三大疾病の適用範囲は狭い
「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」ではなく「がん」「心疾患」「脳血管疾患」
・告知事項が独特のため、他で入れなかったが入れた、もしくは、やさしいエバーだけは入れなかったという事例がある

3.セコム損保 がん保険 自由診療保険メディコム

・かかったがん治療費は原則全額保証
・自由診療、先進医療の治療費まで対応
・がん診断保険金あり(100万円)、3年ごと何回でも可
・2回目以降も診断確定でOK(入院や手術は条件でない)
・通院治療5年ごとに1000万円保障
・上皮内がん対応

[デメリット]

・5年ごとに保険料が上がる
・差額ベッドは対象外
・治療は、当社が認めた医療機関もしくは、それに準ずる医療機関
・老後やシニア生活を守るガン保険としては魅力が薄い

 

 

4.ネオファースト生命 からだプラス

・ガン・脳卒中・心筋梗塞、定められた7つ生活習慣で入院すると最大10回まで100万円(1年に1回限度)が給付される
・上皮内がん含む、血管疾患、脳血管疾患、糖尿病、腎疾患、高血圧性疾患、肝疾患対応
・給付金の支払い条件は、1日以上入院すればOK(条件が比較的緩い)
・7大疾病全てにおいて、保証範囲が広い傾向にある保険
・90日の免責期間なし、発がん後すぐに保障

[デメリット]

・3年ごとに保険料更新
・特約無し、この保険のみで医療関係を賄うのは難しい
・がんの場合、診断確定ではなく入院が条件

5.AIG富士生命 がんベスト・ゴールドα

・診断給付金が多額受け取れる(50〜300万円まで選べる)
・二年に一度だが回数無制限で診断給付金受け取れる
・基本、通院や入院保障がない
・特約で、抗がん剤治療・ホルモン剤治療を対象に、月一回まで、無制限に受け取り可能(10万円〜30万円)
※診断給付金に大きく特徴があるガン保険

6.Chubb損害保険 まかせて安心医療保険

・誰でも入れる保険で、「無選択型保険」というのが最大の特徴
・医師の診断や健康告知書が不要
・損害補償が最初からついている
・保険期間(5年)中、入院保険金の支払いがなければ健康祝金が受け取れる
※2年と91日間後であれば、その間入院手術がなければ、持病からなにからすべて保障される。

 

 

7.損保ジャパン日本興亜ひまわり coins リンククロスコインズ

・毎月ワンコイン(500円)で先進医療と臓器移植に備えられる
・性別・年齢を問わず同じ保険料
・先進医療給付金、先進医療一時金、臓器移植医療給付金のみ支払われる

8.ソニー生命 リビングベネフィット

・特定疾病保障保険
・ガン・脳卒中・心筋梗塞になったときに、死亡時に支払われる保険金が前払いされる(所定の状態になった場合)
・脳卒中、心筋梗塞は、発症後2カ月間働けないと医師が判断した場合
・軽度の心筋梗塞や脳卒中は支払対象にならない
・一回保険金をもらえば終了
※条件は最近の傾向からみると厳しめ

9.ニッセイ みらいのカタチ

・契約件数500万件突破の売れてる商品
・自由に自分の希望している保障を選び組み合わせることができる

 

【組み合わせ対象】
継続サポート3大疾病保証保険、3大疾病保証保険、身体障害保険、介護保障保険、総合医療保険、がん医療保険、特定損傷保険、終身保険、定期保険、生存給付金付き定期保険、年金保険、養老保険

[デメリット]

・複雑でわかりにくい保険・10年、もしくは15年ごとに保険料が上がる
・同じ金額で更新も可能だが保障は薄くなる
※大変複雑で営業のプランニング次第で大きく変わる

 

 

10.メットライフ生命 リターンズ

・支払った保険料が全額戻るのが最大のメリット
・主契約のみで特約無し
・60歳満了時に、給付金を除いて返還
・保険料は高め

【デメリット】

・中途で解約すると大きく損をする
・解約をすると大木損をするため、将来的に時代のニーズにマッチしていない保険となってしまう可能性を含んでいるのが最大のデメリット

11.明治安田生命 介護のささえ

・介護一時金・年金の受取は要介護3以上
・特約をつけると要介護1から受給できる
・介護状態から回復した場合でも、介護年金の受け取りは生存時、終身で受け取れる
・要介護1〜2が1年継続すると以後保険料の払込は免除になる
・特約が多くオプションも充実している
・死亡保険も付き介護年金額の5倍まで増やすことが可能
※保険料等との兼ね合いはあるが、組み合わせ次第でかなり手厚い保障になり来るべき介護を保険で備えられる
※特約を付けることで差別化しやすくなる商品

12.チューリッヒ生命 くらすプラス

・ストレス性疾病に関しても年金支払い対象の医療保険
・入院が長期になりがちな精神疾患系に対応したプランになっている
・年間5回まで対面カウンセリング可能(家族も利用可能)
・在宅医療は保障外、60日以上の入院からが保障範囲
※就業不能保険で対応できない精神疾患への備えとなる

 

 

13.メディケア生命 メディフィットPuls

・がんを含む8つの疾病が保障対象
 がん(上皮内も同額の保障)、心疾患、脳血管疾患、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎、糖尿病、高血圧性疾患
→通常のがん保険と比べ保障範囲が広く、保険料も平均レベル
・比較的条件が緩やか
糖尿病と高血圧性疾患は特定の手術との条件がつき、他はおおむね入院程度で支払われる
・上皮内がんも払い込み免除対象(特約をつけた場合)

 

・先進医療特約はがん治療以外も受給可能

【デメリット】

・がん診断一時金は、給付の条件が緩くない。 初回は、診断確定だが、2回目以降は入院。※がん保障のみ望む方にとってはやや高い保険料(がんのみならず三大疾病も保障するため)

14.東京海上日動あんしん生命 がん治療支援保険NEO

・悪性新生物に対する保障が厚い
 初回のガン診断で200万円(オプション
・特約で診断時に払い込み免除可能
・通院保障ではなく、入院保障へ力を入れている保険
※特定の治療に特化するガン保険ではなく、様々ながん治療に特化した保険
※入院保障へ力を入れている点をどうみるかがポイント。

15.朝日生命 あんしん介護

・要介護1以上から年金給付金の受取可能
・介護保障、認知症保障、一時金、年金、上記4つのタイプを自由に組み合せが可能
・介護一時金、年金支払いは公的介護保険制度に完全連動
・要介護1以上で保険料払込免除

【デメリット】

※要介護1から入れるのは魅力だが、要介護3の保障額は他社と比べて見劣りする
※要介護5で60万、要介護4で50万、要介護3で40万

 

 

16.東京海上日動あんしん生命 長生き支援終身

・死亡保障に加えて介護保障がついてくる
・保険料は少し高め
・払い込み終了後の解約返戻率は他の終身保険よりも低い
・介護状態になったとき(要介護2以上)から保険金の受け取り可能

17.東京海上日動あんしん生命 がん診断保険R

・ガンにならなければ70歳の時に払った保険料が全額返金
・保障内容は、通常のガン保険と同程度

【デメリット】

・金額は、他と比較すると2〜3割増し
・支払い免除はない
・途中で解約すると大きく損する
・70歳になったときに続けるか?が出る保険
※刻々と変わるガン治療において、この保険を70歳まで続けるか疑問は残る
※がんになるかならないけど、どっちにいっても損をしたくないという人には提案しやすいかもしれない

18.損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 ガン保険 勇気のお守り

・がん治療をトータルにカバーしている保険
・ガン診断給付金は診断のみで一時金を受け取れる
・上皮内癌も満額100%受け取れる
・がん外来治療給付金が主契約に含まれている(ありそうでない)
※入院しなくても通院・往診さえしていれば給付金が受け取れる

【デメリット】

・がん保険の払い込み免除はない
・セカンドオピニオンの特筆したサービスがない

 

 

19.太陽生命 働けなくなったときの保険

・就業不能保険の中でも最速の、就業不能判断30日で保障が受けられる(特定疾病と不良の事故のみに限る)
・働けない状態の間、年金形式で給付(最低5年)
・他社よりも払い込み免除が受けやすい(条件が広い)

【デメリット】

この保障のみ単独で加入できない
※就業不能保険は支払いの条件が各社様々違う、長期の障害年金の上乗せか、短期の就業不能に備えるのか違う

20.チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアム

・放射線治療・抗ガン剤・ホルモン剤治療のみを保障する保険
・一生涯保障は続く、保険料もあがらない掛け捨てタイプ
・基本保障の保険料はかなり安い
・診断給付、入院通院手術給付はオプション

【デメリット】

・自由診療には向かない

21.朝日生命 プライムステージ

・公的介護保険
・全額損金で受け取れる

【デメリット】

・要介護3以上の認定で支給のため条件が厳しい
・死亡保障を必要する場合、ほとんどのケースで払った保険料を下回るため、別の法人保険が必要※介護保障を目的として加入するケースは少ない
【この保険の狙い】
全額損金算入にもかかわらずある程度貯蓄性があるのが特徴
実質返戻率が100%を越えるケースもある
保険金の支払いで赤字になるような会社はもちろん向かない

 

 

22.朝日生命 スマイルセブンα

・終身ガン保険でありながら、7大疾病病を保障している
・上皮内がんも給付対象
・2回目以降も診断のみで給付金がでるため治療の選択肢が広がる
・急性心筋梗塞や脳卒中は、カテーテル手術などの軽微な手術も対象

【デメリット】

・がん保険のみ検討している人には、もう少しコストパフォーマンスが良い商品がある

23.東京海上日動あんしん生命 メディカルキットR

・医療保険だが、支払った保険料が全額かえってくる(健康還付給付金)
・特約の「5疾病就業保障特約」は三大疾病よりも保障の範囲が広く、給付のハードルも低く、回数も複数。

【デメリット】

他社と比べて2倍近い保険料になること

24.メットライフ生命 フレキシィ

・保険料は安い
 (しかし他社でで標準装備の「入院保障の延長がついていない)
・オプション時:三大疾病のみならず七大生活習慣病での入院すべて支払日数は無制限に。
・一時金の支払い対象は、ガンだけでなく三大疾病すべて(心疾患・脳血管疾患)

【注意点】

・終身払いしかない
・先進医療特約は10年更新

 

 

25.損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 新・健康のお守り

・数ある医療保険の中でもかなり安い
・オプションで、支払い日数無制限可能
・がん診断一時金の給付ハードルは低い
・医療用三大疾病入院一時金特約で、入院だけで一時金が受け取れる

【お得かは微妙】

・だんだん割がある。通算5日以上入院しない場合に保険料が下がり、最大50%まで安くなる(特約オプションの為、適用すると保険料は少し割高になる)

26.オリックス生命 新キュア

・割安な保険料で必要と思われる範囲は網羅されている
・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全、これらの生活習慣病に関しては1入院で120日まで保障。
・ガン(上皮内含む)・心疾患・脳血管疾患に関しては、1入院での保障日数は無制限。一生涯での通算日数も無制限
・ガン一時金は2回目以降は入院しないともらえない
・がん以外の通院特約がない

【デメリット】

・健康状態、過去の病歴など審査は厳しめ(他社では入れたが、オリックスでは入れなかったか条件がついた等起こり得る)

更に詳しく知りたいという方は・・

こちらのサイトをご紹介いたします。ここには書かれていない保険商品の詳細なども網羅されています。知り合いの保険営業パーソンで、MDRT受賞歴などもある方が運営しています。

 

→お勧めサイト 「生命保険の比較大辞典

 

繰り返しとなりますが、売れる営業パーソンとなる上で重要なのは、お客様の将来に対して、万が一の場合にお役に立てるセールスパーソンです。このページに記載してあり、保険商品比較をベースにしたうえで、お客様に最も喜ばれる提案は何なのか、本質を追求頂けましたら幸いです。